ExportできないAWSのEC2インスタンスの話

日ごろAzureの話ばかりしている僕ですが、Ec2の仮想HDDがS3の上で稼働していた頃には自前のディスクを作って運用し、東京リージョンできる前からがっつり使っていたので、それなりにAWSの話を書いてみようと思います。

まだまだ、私も勉強を進めている所ですので、忌憚の無いご意見をお待ちしています。

AWSのEC2 Export / Import

AWSにはEC2インスタンスで稼働するOSディスクのインポートとエクスポートができます。下のドキュメントあたりでも見てもらえれば、そういうことができるんだなぁってわかると思います。今までオンプレミスで運用していた仮想環境のディスクが移行できるのはとても良い事です。

インスタンスのインポートとエクスポート

インスタンスをエクスポートしてみよう

ここではAWSのコントロールパネルから以下のスクリーンショットの通り起動しました。ウィザードを起動して、Ubuntu Server 14.04 LTSを起動します、オープンソースですし、OSは無料でとても便利に日ごろから使ってます。

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さて、起動しましたね。capture20160323133013526

VMExportをする

ここでは、AWS-CLIをインストールするのは面倒なので、Amazon Linuxあたりをインストールして、そこからコマンドをたたきます。詳しいことは、Amazon EC2 インスタンスをエクスポートするよく見るのが良いでしょう。

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さて、何やらコマンドにエラーが表示されていますね。

Client.NotExportable: Only imported instances can be expoeted.
(エクスポートできません:エクスポートできるのはインポートしたインスタンスのみです。)

インポートしたディスク以外はエクスポートが一切できません

AWSではインポートしたディスク以外はエクスポートが一切できません。
そのディスクのOSがたとえオープンソースのUbuntuであろうと、ライセンスがあるないなんて事は一切関係ありません。

マーケットプレイスやウィザードで起動したイメージはエクスポートが一切できません、DDなどを使ってとか、なんとか考える人もいるかもですが、数が多ければ骨も折れますね。

なんて事だ!そんなの聞いてない!とか言わないでください、実はしっかり書いてあります。

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クラウドを選択する自由

ここからが本題です。残念ながらマーケットプレイスやウィザードで起動したイメージはエクスポートが一切できません、他のクラウドやオンプレミスに戻す場合は再構築を再度行う必要が出てきてしまいますし、そんな事をすれば移行コストは高くついてしまいます。

アーキテクトの仕事は、お客様の未来に起こるであろう予測・推察やソフトウェア資産継続の問題点を取り払うのも一つの仕事です。

極端な話、Azureで無くてもお客様が選んだものであれば、正直どこのクラウドだって良いと思っていますし、お客様に好きなクラウドを選んでもらう、選択の自由がある事が大事と思っています。

ただ、お客様の自由を束縛する事は告知するべきと思っています、お客様がAWSでインテグレーションをされたい場合は、必ずディスクはインポートをしてくださいとお勧めしています。